日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

省みる

先日、何かの深夜番組で、夫婦それぞれが相手に感じている不満TOP3を目にした。夫側の2位に「日常会話が少ない」というのがあって、これってまさにウチだわーと......別に無視してるわけでもないし、話しかけてくれれば話すけど、こちらからあまり積極的に話しかけたりしてないなぁと反省。先日観た『テイク・ディス・ワルツ』で(以下ネタばれご注意)、夫のルーは仕事中はずっとヒロインに背を向けていて(料理を作ってて鍋に向かってるから)、ヒロインがその背中に抱きつくというカットが何度も描写されてた。でもって、記念日にいざ向かい合って会話しようとすると、夫曰く「いつもいっしょにいるんだから話すことなんてないよ」。
.......いろいろ、気をつけよう。私も。

その罰なのか(?)、この夏は些細な風邪を何度もひいていて参っている。ここ数日も、37度半ばくらいの熱がずっと続いてて、じりじり消耗してる。なんだかなー。

つま先立ちで求めたもの

たいへんに久々に、書こうと思ったのは、1本の映画を観たから。
だけど、正直、あまり巧く書けそうにはありません。でも書く。

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サラ・ポーリー監督/脚本 『テイク・ディス・ワルツ』→HP


結婚5年目、穏やかに楽しく暮らしている若夫婦。なのに、ヒロイン、マーゴが感じている、どこか胸を過る空虚さ...
マーゴが得たのは、新しい男、ダニエル。
すっかり馴染んでしまった相棒としての夫、ルーへの些細な不満は、ダニエルとの不倫に猛烈に走らせるほどのものではない。
だけど、“違う何かを見たい、感じたい”。"欠落を埋めたい"。
ゆらゆらと揺れ動いていたマーゴに訪れた、決定的な瞬間。“埋めてくれるかもしれないもの”を失いそうになった時、彼女はまんまと、その鮮やかさに飛びつく...

......果たして、欠落は埋まった?

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正直、「良くある設定、良くあるお話」なんだと思うんですよ。
だけどそれが、単なるメロドラマにとどまらなくなっているのは*1、やっぱりサラ・ポーリーの“どこまでも女目線”と丁寧で効果的な*2映画演出と、ミシェル・ウィリアムズの好演の賜物なんだろうなー、と。
...少なくとも私には、いろいろと感じ入る瞬間が多々あった映画でした。結婚して1年が過ぎて、そろそろ完全に"馴染みきった”感じになってきてる私と家人との間柄のこととか。もろもろ。私も、“目あたらしいもの”に弱いしなー(苦笑。私はもう若くないし、なにより勇気もないからマーゴのようには踏み出せないだろうけど。“怖いと思ってることが怖い”。確かにそうだったけれど、最近は、そんな感覚さえ麻痺してしまっているよ。それが年齢を重ねるってことなのかもしれないけれど、別に整理がついたわけじゃなくて、そんな風に心を乱すことにさえエネルギーを使えないほど衰えてるんだ。哀しいな。
それにつけても、ルー役のセス・ローゲン! so cute!でしたねー。なんか、久々に『Knocked Up』を観たくなったよ*3。あの役も、意外になんかすごい好きだったんだなー。

*1:もちろん、この作品を"単なるメロドラマ”と捉えて斬り捨てる方がいらっしゃるであろうことも理解できる

*2:ややもすれば優等生的、とも言える

*3:当時の感想。http://d.hatena.ne.jp/akimi/20090109

続続 新生活

そんなこんなで二人生活も半年。なんだかんだで続いております。先日はついに両家の親の顔合わせも行いまして、とりあえず入籍に向けて筋は通した形になりました。
マリッジもオーダーしまして、近々、試着に行く予定。とりあえず入籍は6月の予定なので、それまでには確実に出来上がるかなぁ。と。

すっかり2人暮らしに慣れてしまった私は、最近は却ってひとりきりだと寂しくなる始末(相方は時折、出張などで家を空けるので)。順応って怖い...

新生活その後

いやはや、一人暮らしでなくなるとこういうところに日記を書くのもやりづらくなるのねー...ということで、すっかりご無沙汰してしまいました。
とりあえず、その後、順調に同居への動きは進み、10月末の季節外れの台風が関東を直撃した日に私は転居をし、いわゆる”ふたり暮らし”というものが始まったわけでございます。

新生活に関してですが。
始める前は「もう10年以上ひとりの気まま暮らしをしてきたから、誰かと一緒に生活なんてできるのか?」とネガティブに考えていたわけなんですけど、まあ、私もそれなりにオトナになったということか、たいしてストレスなく過ごせております。とりあえずお互いにとことんマイペースなので、それが良い方向に作用しているようです。家事全般に関しては、ずっと実家生活をしてきた相方にははなからビタイチ期待してなかった&覚悟していたこともあり、「ほんっとに何もやらない(できない)&気が利かないなぁ!!!!」と思うこともしばしばながら、もともと一人暮らしの時も最低限やってたことがちょいと広く&量が多くなった程度のことなので。それもなんとなくこなせております。掃除や片付けが適当だったりしても相方もなにも言わないしねー。そういうとこ、ゆるい人で良かったなあと(これでなんか文句言われたりしたらブチ切れものですが)。
なんだかんだで。
“一緒に暮らす誰かが居る”というのは幸せなことなんだなぁ...と。この年齢になってなんだかんだでしみじみと思ったりもして。やはり私がオトナになったということか!(笑。
相方の母上にも紹介して頂いたりしました。なんていうか、こんな表現はおこがましいながら、私自身と同じテイスト(?)の人でした。やっぱりこいつはマザコンなんだな...と、内心思いつつ、だからこそおつきあいしやすい感じの方だなぁと。だいぶ気が楽になったりして。どうやら先方様の私の印象も悪くなかったようなので、今後もうまくやっていけたらいいなーと思ったりもします。あと問題なのはとても変わってらっしゃると噂のお父上なのですが。お父上はだいぶ離れたところにお住まいなので、まだ当面はご挨拶できそうにありません。正月は私が仕事だしな!(涙

一方で。
この日記を長く読んでくださってる人には懐かしい名前、いろいろあったB君と3年ぶりくらいに会いました。まあ、なんとなくそうなのかなーと想像はしてたんだけど、やっぱり結婚してやがった(笑。で、B君としては帰国したとはいえ、私がまだ健気にB君を想ってたりしたら会いづらいなーとか最悪にうぬぼれたことを考えてたっぽかったんだけど(まあ、それ以外にも仕事が大変だったようだけど)、ちょっとした連絡をしたタイミングで私が”今度、彼氏と一緒に住み始めるよー”と伝えたら一転。久々に呑もうよ!とエラい積極的に誘ってきて、でもって会ったらそういう報告をされたわけです。ああもう、ほんとに最低男だよなー(苦笑。今となってはほんとにダメな男友達のひとりになったわけですが。そんなこんなで、私もこのまま落ち着いていくんだなー...としみじみする今日この頃。

新生活?

転居します。決定しました。そんなこんなで、新しい生活が始まるみたいなんです。Fとの。
ちょっと前のここの日記を読み返すと、まだ復縁もしてなかったり、やれ “これと決まった関係じゃないほうがうまくいく” だの気取ったこと書いておりますが(苦笑。なんとまあ、どうやらそのうち籍を入れたりするような方向らしいですよ! 完全なる ”これと決まった関係” に向けての同居ですよーと。我ながらびっくりだ。
とりあえず「引っ越し好き」体質なため、久しぶりの“引っ越し”作業に無駄にテンション上がり気味でつんのめって物件みてまわったりしたわけですが、いざ、物件をほぼ決めたところで。また私のダメな感じが頭をもたげてきていたり。なにせ、東京に出てきてもう10年以上。ひとりで気ままに暮らしてきたので、”誰かとの暮らし” が、まったくもって想像つかない。大丈夫かなぁ...不安だなぁ...。
おまけに、つきあってる相手を親に紹介する...という儀式を、この歳で! はじめて! いたしましたよ! 自分がこれまでどんだけ “紹介するに値しない男” とつきあってきたのか痛感しますね!(笑 でもって! 今度! はじめて! つきあってる相手の親に紹介されるという儀式も執り行われるらしいですよ! はー、もう、しんどい...こんな歳なのにまだ初体験が残ってるなんて...。情けなさすぎる........。おまけに私はFより4つも年上なので! 絶対、相手方の親御さん的には「こんな年増につかまりやがって!」とか思ってるんだろうなぁ...あああー。痛い。胃が痛い。
加えて。まあ、相変わらずTwitterを活用してはいるんですけど、Fと相互フォロー状態なのは微妙だなぁ。今ひとつ、吐き出ししきれません。だからといって別アカ持つほどでもないしなぁ。うーん。まあ、そんなこんなで、しばらくは引っ越し作業でどたばたする一方、つぶやきは微妙な温度のような気がします。やはりここを吐き出しの場にするしか...。

給料日前なのに

無駄遣い...マイケル・セラのために洋雑誌購入。

Rolling Stone [US] August 19,2010 (単号)

Rolling Stone [US] August 19,2010 (単号)

  • 発売日: 2010/08/17
  • メディア: 雑誌

相方に「ちょっと前のローリングストーンにインタビュー載ってたよ」と教えてもらったのだった。あまりにビビッドに反応したら「そこまで好きになれる対象があるっていいよね...」とあきれられたけど。最初は立ち読みのつもりだったのだけど、写真があまりにファニーなので買ってもうた。
「いっつも同じような役ばっかりやってる」と言われちゃってるマイケル・セラ君ですが、ほんの少しだけ新境地(?)的新作『Scott Pilgrim Vs. The World』、興行的にはコケちゃったね...残念。面白そうだし、実際きっと面白いんだろうになー。

GQ [US] August 2010 (単号)

GQ [US] August 2010 (単号)

  • 発売日: 2010/07/27
  • メディア: 雑誌

もう1冊は、コメディ特集の『GQ』。ポール・ラッドザック・ガリフィアナキスガリフィナーキス?)、トレイシー・モーガン鼎談という豪華インタビュー! 英語できないから全然読めてないけど!

アマゾン画像はポール版ですが、この3人それぞれのverの表紙が出てるです。私が買ったのは、店に1冊だけ残ってたのはザック版だった。....や、全然よいんですけど!
でもって、コメディ特集ということでやはり『Scott Pilgrim〜』の企画フォト。ふ、フリーですね...という写真がたくさん(笑。初めて男子がモザイクを透視しようとする気持ちがわかったような。ないような。

おまけに想定外の拾い物だったのが、ジェイ・バルシェ*1ファッション・フォト! なにこれ超カワイイんですけど! 前々からちょっと思ってたけど、やっぱりストライクだわ...

*1:アメリカンコメディ作品ではお馴染み。最近では『魔法使いの弟子』主役とか『ヒックとドラゴン』のヒック役とか

続・リア充

またも、Fと同居する方向で話をしています。2年前はその過程で私が「誰かと1対1で暮らすこと」に腰引けて、ヤツのせいにして逃げたんだけれど。今度こそ...まとまっていくといいなぁ。とりあえず、暮らす街から環境などなど2人の条件をすり合わせるのが大変。完遂されるのはいつのことやら。それにしても、引っ越しってお金かかるよね...

インセプション」の先行上映観る。(あとで単独エントリあげる...かなぁ。どうかなぁ。以下ネタバレ有りかもです)
個人的には、とてもとても楽しめた! クリストファー・ノーラン凄い! 私の個人的な感想ですが、ハリウッドのエンタメ大作としての枠組み(あくまでも一般層まで取り込める、派手、且つ、テーマや題材が小難し"すぎない")の中で、どこまでSF的な要素を生かした構成&展開で物語をもっていけるか...という意欲的な部分が凄いなぁと。ギリギリのラインで極上のエンタメとして成立してる。だからこそ、細かい設定の部分でのツッコミどころもあるし、登場人物のキャラクター的な書き込みも結構薄いわけなんだけれど、そもそも”エンタメ大作”なんてそんなものだろうと。なんかもう「スゲー!」って言ってるうちに終わる...的な。"夢”の階層構造で、一見ちょっと複雑で小難しくとっつきづらく思えるのだけれど、全編を貫くのは、「果たしてミッションをクリアできるか?」という物語と、レオ演じるコブの抱える問題解決に関する物語という、2本の縦糸。実は結構、明快。ああ、面白かった! で終われる物語(そして、ラストにちょっと思わせぶりな余韻も残すサービス付き)。ほんと、ただただ楽しかったです。

でもって、Fは、この映画にまったくもってノレなかった模様。そんなこんなで観終わった後、ごはん食べながらちょっと紛糾。っていうか、私は全然「ノレなかった人」の意見に異論はないのに、Fが私に突っかかるのだもの。なんで男の人は、"自分と違う”のを、すんなり受け入れてくれないんだろう? "よかったと思えた理由を論理的に説明しろ”とか言われても出来るかよ!(苦笑。だって、いくらこちらが言葉を尽くして説明したって、ハナから自分と違う意見なんて受け入れるつもりなんてないくせに! ......正直、Fはそういう部分はない人だと思ってたので、ちょっとガッカリしたりしました...。 隣の席のカップルは「たかが映画でなんでこの人たちはこんなに熱くなってるのだ...」と思ったことだろうなぁ。

リア充です

そんなこんなで久しぶりです。というか、結局twitterでもろもろ吐き出しているので、ここにまとめて吐く必要性が薄くなってきたといいますか。まあ、そんなこんなで相変わらずです。
Fとは、なんだかんだでうまくいってる気がします。とにかく私は、彼を大切にしなくちゃと思ってるのです。今回は! ......なんていうか、私は長いことダメな男たちに振り回されたりぞんざいに扱われてきたので、恋愛ってそういう乱暴なものだと勝手に思っちゃってたんですけど、違った!(気づくのが遅すぎる!) こんな年齢になってやっとまっとうな関係性を築く努力をしておりますよ...がんばろ。
仕事はいろいろ過渡期にあって、長いことやってた仕事が終わりそうだったり一方で新しい仕事を任されたり、慌ただしい。人並みに使える人間になりたいので、おいてかれないようがむしゃらにしがみついております。

まあ、そんなこんなでリア充です。この表現ももう死んだかなー(苦笑。

のみこまねば


とりあえず帰省したりして母親に振り回されたりした連休でした。明日からまた仕事とか...ちょっと休みが続くと当たり前なはずの労働に対して異常にがっくりくるのがなぁ。休みなんてほどほどでいいよ。ほんとに。
そして、なんかもうどうしようもなくFがウザい。何、そのマメな連絡。あなた、数年前の初めての付き合い始め、一番初々しく楽しい時期にそんなことまったくしなかったじゃないですか。付き合って早々3ヶ月ほど放置された私はあなたに対してそういう願望を捨て去り、逆にそんな感じの方が気が楽だなーなんて思ったりしたわけなのに。人に一度、ラクを覚えさせておいてなんで数年越しでそんなマメマメしさを発揮してるのか...要らないから! そんなの!


...と、ココロから言いたいけれど言えるわけないのだ。そんなこんで、とりあえずそんな想いを飲み込んでなんてことない対応をする。そろそろヤツにもバレるんじゃなかろうか。