日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

Book/Magazine

懐古の海に浮かぶ

私が育ったのは田舎の小さな町で、書店も小規模なものが点々とある程度の環境だったのですが、そのなかに1軒、大好きなお店がありました。 本当に小さな狭いお店で、だからなのか品ぞろえを一般書よりマンガやラノベ(当時そんな呼称ではなかったけど)寄り…

初恋を確認する

ここのところ、妙にアクセス数が増えた...ということで 自分でもほぼほぼ忘れていたここのことをまた思い出す。 どうやら、某ソシャゲの新キャラ?関連で、 大昔に書いたエントリが検索上位に出たみたい。 せっかく来てくださったのに、まったく関係ない変な…

給料日前なのに

無駄遣い...マイケル・セラのために洋雑誌購入。Rolling Stone [US] August 19,2010 (単号)発売日: 2010/08/17メディア: 雑誌相方に「ちょっと前のローリングストーンにインタビュー載ってたよ」と教えてもらったのだった。あまりにビビッドに反応したら「そ…

白と黒と

市川春子の単行本。アフタヌーンで読み切りを読んで以来、ずっと気になっていた作家さん。高野文子直系というか、私が通って来たものと近い匂いがする。ただ、高野文子とは描きたい方向性はちょっと違うっぽい。もっとダークだし直接的だし。とりあえずこの…

ストライク!

ちょ、森薫の新刊ってば、題材がシルクロード! この人はどんだけ私のツボを突いてくるのだ! ...まあ、私は『エマ』、途中で挫折したけどさ...(なんかもう耐えられなくなった。なんとなく)乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)作者:森 薫発売日: 2009/10/15メディア…

ご新規

昨日、髪を切ってもらいながら担当さんに薦められた雑誌。Elle a table (エル・ア・ターブル) 2009年 11月号 [雑誌]発売日: 2009/10/01メディア: 雑誌料理男子となった担当さん、愛読誌だそう。 「本格的でコジャレてる風に見えて、結構簡単!」なレシピが多…

財布痛い

GIANT KILLING(1) (モーニング KC)作者:ツジトモ発売日: 2007/04/23メディア: コミックなんとなく時間つぶしのつもりで手に取った『GIANT KILLING』が面白くて、大人買いしてしもうた。ジャンルは、所謂“サッカー漫画”です。リーグ万年最下位の弱小チームを…

変革可能か

とりあえず、あまりにあんまりにも自分のアメリカに対する知識が曖昧なので。入門篇として手に取ってみました。オバマ・ショック (集英社新書 477A)作者:越智 道雄,町山 智浩発売日: 2009/01/16メディア: 新書大変興味深く、面白く読めました。自分的に”なん…

聖夜なのに

世の中はクリスマスということで浮き足立っているのにも関わらず、仕事終わっていそいそと向かったのは本屋で、買ったのが漫画って...。でもいいんだもーんだ。 そんなこんなで、すっかり年1回のお楽しみ状態ですが、やはり『大奥』は面白いなー。大奥 第4…

そしてパレードは続く

船を建てる 上作者:鈴木 志保発売日: 2007/08/16メディア: コミック船を建てる 下作者:鈴木 志保発売日: 2007/09/14メディア: コミックだいぶ昔、友達に「絶対、akimiは好きだから読んでみて」と薦められていたんです。 一応、漫画好きとして、その評判はち…

オリエンタルの風

ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC)作者:岩明 均発売日: 2004/10/22メディア: コミックとりあえずむちゃくちゃヒマだったので、逡巡した結果、岩明均『ヒストリエ』を遂に購入。かのアレキサンダー大王に仕えた書記官“エウメネス”の半生を描く物語。岩明氏の漫…

コミュニケーションブレイクダンス

出た!おおきく振りかぶって(11) (アフタヌーンKC)作者:ひぐち アサ発売日: 2008/10/23メディア: コミック...なんかもう、これを読むのが、ここ数ヶ月のココロの支えでした...(私ってなんて寂しい人間)。にしても、私の「おおふり」熱も一時の“二次元萌え”…

待ちくたびれ

おおきく振りかぶって(10) (アフタヌーンKC)作者: ひぐちアサ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/05/23メディア: コミック購入: 12人 クリック: 102回この商品を含むブログ (245件) を見る...待ってたよぅ。読めて幸せです。表紙がいいなぁ...! この巻で崎…

 潜る!

色々メディアで目にしたり、 周囲からも薦められることの多かった 『ハチワンダイバー』を読みました。 超! 面白い! とりあえず、最初マンガ喫茶で試し読みしたんですが。 思わず声を出して笑う→既刊オトナ買い。 やー、良いです。楽しい! 9×9=81(ハチ…

与え合う喜び

昨年末に、見事、二次元オタクの血が完全に再発し。 以前からちらちらと評判を目にしておりながらも、 ずっと、どーしても“ある一点”において手が出なかった作品に ついに手を出してみました。 び、BLモノ、雁須磨子とかわかみじゅんこ関連以外で初めて買っ…

cheers!

かわかみじゅんこの新刊が、 年末から立て続けでファンとしては嬉しい限り。 一時は熱心に掲載誌までおいかけてたけれど、 もうめっきり...だったので余計に。軽薄と水色作者:かわかみ じゅんこ発売日: 2007/12/01メディア: コミックみどり姫 (Feelコミック…

No Country For Old Men

血と暴力の国 (扶桑社ミステリー)作者:コーマック・マッカーシー発売日: 2007/08/28メディア: 文庫すでにアメリカでは話題になってる、コーエン兄弟の新作『ノーカントリー』。 どうやらバイオレンスものらしい... でも、とてつもなく批評家ウケしてるみたい…

自意識過剰は卒業できない

書店で、『CUT』最新号の“歴史的インディーズ映画50"を立ち読み。 Cut (カット) 2007年 06月号 [雑誌]発売日: 2007/05/19メディア: 雑誌 記事自体は、どこかの雑誌(『EMPIRE』あたり? ちゃんとチェックしなかった...)の買い記事っぽく、 なんとなく流し読…

力ある活字

なぜ生きるんだ。―自分を生きる言葉作者:坂口 安吾発売日: 2006/10/01メディア: 単行本 こんな本が出てました。 書店でパラ見しましたが、 坂口安吾のさまざまな著作からキー的センテンスを抜き出し、 「恋愛」や「人生」などのカテゴリに分けて編集してある…

遅れ過ぎな気が

メガネマガジン (エンターブレインムック)出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2006/10/02メディア: ムック クリック: 2回この商品を含むブログ (16件) を見る アマゾンでは、まだ表1が出てませんが。 “メガネ男子”雑誌(ムック?)。 →版元HP 書店で…

読書の秋

またも備忘録&現在進行中物件。 買おうと思ってる 恋と退屈作者:峯田 和伸発売日: 2006/09/27メディア: 単行本 銀杏の峯田君、例のブログが本にまとまったもの。 彼のことばは好きだ。 一時、中毒のように読みに通っていた。 最近、ブログがストップしてい…

気分を反映

蒼い時作者:エドワード ゴーリー発売日: 2001/10/01メディア: 単行本 自分内エドワード・ゴーリー熱高まる。 なんだか、今の気分にぴったり合ってる1冊。 堕落論 (角川文庫クラシックス)作者:坂口 安吾メディア: 文庫 「そういえば、読んでなかった!」 ……と…

一大絵巻を繰る

狂風記(上) (狂風記) (集英社文庫)作者:石川 淳発売日: 1985/01/18メディア: 文庫 今、夢中になっている一冊。 高校生の時に読んだのだけど、 「怒涛の伝奇モノ」だったような...って程度で全然覚えてなく。 いや、面白かった!という“気分”だけは覚えてるの…

そうだ、行こう。

TITLe (タイトル) 2006年 10月号 [雑誌]発売日: 2006/08/26メディア: 雑誌 岸田君とタモさん対談目当てで購入(笑。 まだ、ざっとしか目を通してないけれど、面白そう。 ふたりとも熱いなー。 鉄道って、オタとかまではいかないけれど、結構好き。 パラパラ…

ある意味中毒

最近、なんでもアマゾンで済ませてしまうことが多くて 本屋もCD屋も、ちゃんと見て回ることがグッと減ってしまいました。 ので、今日のお昼休みは、ちょこっと本屋を覗いてみて。 で、目に付いた本、いくつかメモメモ。 結婚 (あたらしい教科書 5)作者:板本 …

きゃらもの

H (エイチ) 2006年 06月号 [雑誌]発売日: 2006/05/31メディア: 雑誌 みうらじゅんのゆるキャラ記事目当てで。 (テレ東の『テレビチャンピオン』、面白かったなぁ) タイムリーにもぶつ森ネタまで。 関係ないところでは、 短髪&メガネの加瀬亮が!!!! た…

瞬間風速

伝言レシピ (クウネルの本)作者:高橋 みどり発売日: 2006/03/20メディア: 単行本 驚異的に美味しそうすぎる。 すべてが! クウネルって、こんな連載あったっけ? (ちゃんと読んでない証拠……スローライフ系&文化系女子*1失格!) ここのところ、結構料理を…

 世界の終わり

アトモスフィア (2) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)作者:西島 大介発売日: 2006/04/01メディア: 単行本 某所で、 「結末は結構意外らしい」という情報を目にしてはいたのですが。 いやもう、マジ呆然。 「ヴ、エエエエエッ?」 …と、謎の声を漏らしてし…

自意識喪失

この日記ののち、 数日間で一気に既刊を揃えた西島大介氏の作品。 (感想は、完全にタイミングを逃して書けませんでした…) 新刊が出たので、嬉々として。 アトモスフィア〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者:西島 大介発売日: 2006/03/01メディ…

ふらふらと

“『BRUTUS』には惑わされない”を心に決めて幾星霜。 最新号の動物園特集には、かーなーり、ふらふらしましたよ(笑)。 でも、そこをグッと我慢して、 音楽雑誌売り場に足を運んだら、今度は『SNOOZER』だっ! snoozer (スヌーザー) 2006年 04月号発売日: 20…