日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

Movie/Stage

氷上の貴公子たち、舞う

やっと!『俺たちフィギュアスケーター』を観たよ! ウィル・フェレルのコメディがちゃんと映画館でかかるなんて! 嬉しいものです...。あらすじは。フィギュアスケートの男子シングルでライバル同士だった2人の選手。 彼らが国際大会で大騒動を起こしたこと…

銀幕で振り返る

先日も触れた“空中キャンプ(id:zoot32)”さまの 「2007年の映画をふりかえる」企画に今年も参加させて頂きます。 1. id:akimi / 女 2. 『リトル・ミス・サンシャイン』 『あるスキャンダルの覚え書き』 『リトル・チルドレン』 3.『リトル・ミス・サンシャ…

とりあえず羅列

愛読してる“空中キャンプ(id:zoot32)”さんの毎年恒例映画企画が 今年も始まった模様です。 ここ2年ほど、勝手に参加させて頂いてるのですが、 今年は締め切りまでに書けるかな... 今年も色々、映画を観たわりに、あまりここには感想を書けてないので とり…

君のこと好きなんだ

『ONCE ダブリンの街角で』を観てきました。 (と、いうか、観たのはかなり前なんだけども。 感想をそのうち手直ししようと思って放置したまま、そして直さずアップ...) アイルランドのダブリン。 プロミュージシャンを夢見ながらもストリートでくすぶって…

いつか来るその日が幸福であるように

ピーター・オトゥール主演、『ヴィーナス』を観ました。 なんていうか、帰りの電車で思い出し泣きした。思わず。 じんわりとした、暖かさ。 あとは死を待つだけ、なんて気分で暮らすおじいちゃんが、 友達の親戚の小娘に、イカれてしまうというお話。 元は人…

 あまり観てれない

ここのところ、めっきり映画を観れてません。 マンションとか体調不良とかで、なかなか動けなくて... トニー・ガトリフの『トランシルヴァニア』終わっちゃったー! あああ...どこか2番館でやらないかなぁ。やらないかなぁ。 ガトリフ作品は前作『愛より強い…

生粋の帝国生まれ

シリーズの1も2も観てないのに、 ただ“キース・リチャーズを観に”、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』を F(大のキース・ファン)と観てきましたよ。 これまでの話を観てない上、この新作は展開が早い、という噂を耳にしてたので そこそ…

どれが欠けても

昨日買ったルイ・マル監督『死刑台のエレベーター』観る。死刑台のエレベーター [DVD]出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2006/06/24メディア: DVD クリック: 219回この商品を含むブログ (67件) を見る 50年前かぁ...ルイ・マル、25歳かぁ... なんかもう…

“その事実”は変わらない

アルノー・デプレシャン監督『そして僕は恋をする』を観る。そして僕は恋をする [DVD]出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2003/07/25メディア: DVD クリック: 24回この商品を含むブログ (31件) を見る いつまでもうだつのあがらない大学教師、ポール。 と…

ありきたりだとしても

マーク・フォースター監督、ウィル・フェレル主演『主人公は僕だった』鑑賞。 →公式サイト(リンク先、ちょっと重い&音出ます&“STORY”項はネタバレし過ぎ) ちょっと石原良純に似てるけど!、私は大好き!なウィル・フェレルがシリアスな人間ドラマ出演!…

エキセントリック青年は機械仕掛け馬の夢を見るか?

ミシェル・ゴンドリーとガエル君の組み合わせなんて素敵過ぎる! ...と、ずっと日本公開を待っていた『恋愛睡眠のすすめ』を観ましたよ。 ええと。 正直に書いてしまうと、 ミシェル・ゴンドリーの“映像作品”としては満喫しましたが、 “映画作品”としては、…

蜘蛛男の憂鬱

なんだかとっても人気があるらしいシリーズの最新作、 『スパイダーマン3』を観ましたよ。 なんだかとてつもないお金をかけた作品、せっかくだから劇場で観ましょう!と。 (以下、ネタバレあるかもなのでお気をつけて) 1も2も、どっちもテレビで「なが…

それは寓話ではなく現実

エミール・クストリッツァ監督の代表作『アンダーグラウンド』。 もう、ずっとずっと観ようと思っていたのだけれど、 当然ながらレンタル店じゃよほどの大きいお店じゃないと置いてないし、 おまけに約3時間という長尺。 ということで、ずっと機会を持てず…

違ったっていいじゃない

やっと!『ハッピー フィート』を観てきましたよ。 無類のペンギン好きにとっては、 本当に萌え死ぬかと思うほど堪らん映画でした(笑)。 とりあえず、TXの『SHOWBIZ COUNTDOWN』で目にしてたので どんな映画かは知っていたし、 アメリカのファミリー映画で…

夢を追い求めて

仕事場に出たついでに、 『ドリームガールズ』観てきました。 ミュージカル映画ですから、基本的に物語の深みやら何やらは気にせずに。 ただひたすら、鳴り響く音楽と力強い歌声に吹っ飛ばされるのみ! 夢に恋に友情に成功に。 ザッツエンタメ! やー、楽し…

それでも進むしかない

「あなたになら言える秘密のこと」(http://www.himitsunokoto.jp/)を観てきました。 どうしようもない傷を抱えて、でも生きるしかないひとびと。 その深さは根深く癒える日が来るとは思えなくとも、たとえさまざまな想いに捕われようとも。 それでも、やっ…

絢爛絵巻

ソフィア・コッポラ監督『マリー・アントワネット』観てきました。 結局、このひとは"等身大のオンナノコ”を描くことがテーマなんですね。 たとえ舞台が現代でも、題材が歴史上の人物でも。 かのマリー・アントワネットだって、結局は普通のひとりのオンナノ…

映画漬け

今日は2本だて。 まずは、テオ・アンゲロプロスの名作「旅芸人の記録」。 近代ギリシャの悲劇的歴史と、 ギリシャ神話の人物名をあてられた、とある芸人一座の悲劇を重ね合わせた物語。 なんと3時間52分の長尺! 淡々としながらも、綴られている内容は当然…

輝けるもの

「リトル・ミス・サンシャイン」を観てきました。 http://movies.foxjapan.com/lms/ 公開を、もうずっと首長くして待ってたの! 初日に午前中からいそいそ出かけちゃうくらいに! そしてそして、やっぱり期待していた通りの作品でした。 もうね、今年は 個人…

今年も参加

「空中キャンプ」様の恒例企画に、参加。 今年も、もうこんな季節なのですね...(遠い目)。 (12/17 一部追記) 名前 id:akimi /性別 :女 2006年に劇場公開された映画でよかったものを3つ教えてください 「キングス&クイーン」:例えば。「女はリアリスト…

指の隙間から見たものの正体

ノア・バームバック監督「イカとクジラ」観てきました。 http://www.sonypictures.jp/movies/thesquidandthewhale/index.html 両親ともに文学博士取得してるインテリ家庭。 父はかつての売れっ子作家(現在はパッとしない)で、超!頭でっかち。 一方、母は…

渡りに舟

目黒シネマにて2本立て。 ジム・ジャームッシュ監督『ブロークン・フラワーズ』 ニール・ジョーダン監督『プルートで朝食を』どちらも正規公開時に観れなかったので、 思いがけず一挙両得。 とりあえず、後日、感想をちゃんと書きます。

甘美なる少女世界

トレーラーを観て、ちょっとヒいてしまった作品、『エコール』 →http://www.ecole-movie.jp/ 森の奥深くに存在する、謎の“学校”(? 施設?)。 外界から完全に隔離された、世界。 白いシャツに白いプリーツ・スカート、 色とりどりのリボンをつけた少女たち…

だけど、生きていく

トレイラーを目にして半年、やっとサムサッカー観ました。参考:id:akimi:20060524 地方の、のどかな住宅地。 家族はあたたかく、とても、普通。 なのに、ジャスティンは高校生になっても“親指しゃぶり”がやめられない。 “ふと”襲ってくる、もやもやとした不…

王様たちと女王様

アルノー・デプレシャン監督の『キングス&クイーン』をまた観てきた。 →公式サイト →前回感想:id:akimi:20060624 前回は、ノラ(女性側主人公)に感情移入しすぎてしまい。 3章あたりはもう、どうにもこうにも落ちてしまったので、 今回はできるだけニュー…

怪物の正体

ポン・ジュノ監督『グエムル〜漢江の怪物〜』を観る。 ずっとずっと、楽しみにしてたのです! もう、とにかく私はポン・ジュノ監督作品に参っていて。 だいぶ前に「次回作は、怪獣物!」と目にした時は 「えええー?(大丈夫かよー)」と思ったのだけど、 き…

喪失過程絵巻

『40歳の童貞男』観て来ました。 アメリカ公開中から気になっていたんだけど、 「どうせ日本じゃDVDスルーだろうなぁ」と思っていたところ。 おっとびっくり、公開決定! が。 都内1館、おまけにレイトショーのみ... まあ、仕方ないかなぁとは思いますが。 …

日出づる国に昇って沈む

お休みをもらえたので、念願だったソクーロフの『太陽』を観に行く。 平日の午前中なのに、そこそこの入りで、年配の方も多く。 この作品を作るのにどれだけの資料にあたったのか、とか、 史実との一致とか、その辺に関しては。 私があまり明るくない上に、 …

 女王のなりたち

アルノー・デプレシャン『キングス&クイーン』を観ました。 - 35歳の女性、ノラ。間もなく幸せな再婚をする予定。 が、その目前に最愛の父が末期のガンであることが発覚ーー そして、父の最期に直面しながら同時に 自らの過去と、そして哀しい事実と向き合…

時期外れにも程がある

そんなこんなで、体調不良の休日。 本当は、現代美術館にカルティエ財団現代美術展を観にいくつもりだったのになー。なー。 とりあえず、借りたままのDVD1本観ました。 疲れないヤツ。 例によってDISCASのリストから勝手に送られて来るやつなので、 季節感と…