日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

Today's Song“惑星のかけら”SPITZ
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だいぶ昔の話。
彼が泣かせた人。
彼が泣いた相手。


地雷を踏んだ。
ほんの、軽い気持ちだったのだけど。
久しぶりに、後悔したのだった。
しかし、私はこんなに、嫉妬する人間だったのだろうか???
だって、わかるからね。
私も、夢中でお芝居を作ってたから。
あそこには、とにかく濃い人間関係と、情熱と。
それしか、なかったから。
演出家と、女優。
はー、王道だね。
なんて言いながらも、その間に流れるシビアな空気と、
認め合うからこその、絶対の信頼関係が容易に想像できて。
そりゃー、妬くよ。
好きな相手だからこそ、厳しくしすぎる演出家。
応えられず、泣いて、「辞める」という女優。
その女優を泣いて説得する、
“自己を作品化することに執着する”演出家。


…なんかの、ドラマか漫画のようだね。
でも、それがアタリマエに有り得る、恐ろしく熱い空間。
今は飄々と日々を過ごしてる彼の、そんな、まさに青春の1ページ。


くそぅ。
悔しいなぁ。
秋だからね。
秋だし。