日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

Today's Song“愁眠”GRAPEVINE
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夢見が悪いんです。
夕べも、数時間で嫌な夢を見て飛び起きた。
心臓をキュッと、限界まで収縮させるような、嫌な感じ。
指先が、冷たくなる。
…そんなこんなで、うつらうつらで朝が来た。


雁須磨子の漫画に、良くないことを想像する女の子の話があって。
「もし、本当にそうなった時にあきらめがつくよう、覚悟しておこうと思って」
…そんなこと考えるの、私だけじゃないんだと思って、ホッとした。


小さい頃から、ちょっとしたことから想像を膨らませていた。
ニュースや、新聞。
被害者の家族のその後。加害者の、その後。
なんか、彼等を取り巻く世界を勝手に想像して、そのなかに自分を置いて、
一人で勝手に恐がってみたり。
…夜、眠るその瞬間。
「明日の朝、目を覚まさないかもしれない」と思う。
それでも悔いはなかった?と自分に問う。
たいていは、「ちょっと困るなぁ…」と、
次の朝、目が覚めることを祈るのだけど。
時々、ほんとうにこのまま、覚めなくてもそれはそれでいいか、なんて思ったり。
まあ、そんな日もあった。若かったのだ。
最近は。
さすがに、妄想で遊ぶことはなくなったけど。
それでも、
「このまま、自分が終わってしまったら?」
「あの人が、終わってしまったら?」と
思うことはあって。
もしも、お互いの身にナニカがあった時。
私や彼に連絡がいくのは、せいぜい告別式の段階なんだろうなぁ…と思うと。
ちょっと…いや、かなり、切ない。


「結婚」というのは、
「一番最初に、自分に連絡が来る権利を手にすること」なのだ、と。
それを思うと、ちょっと、
それは“欲しいもの”になった。


今日は、うまく眠れるかしら。
どうでもいいけど、寒暖差ジンマシンもなんとかしたいのぅ…。
蒲団に入ったら痒くなるなんて、そりゃ夢見も悪いっつの。
やれやれ。