日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

Today's Song“Cruel World To Heaven”GREAT3
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生き物の、一番、無防備な状態。


天使のようですよ。
ウチの相方氏のソレは。
初めて、眺めた夜。
本気で「これは、誰にも見せちゃいけねぇ」と思ったのでした。
いやはや。
御飯10杯はいけると思う(ちょっと変態じみてる…)。
氏は、30秒で眠りにつく上に、よほどでない限り起きない。
(加えて、寝起きもすこぶる宜しくない…)
一方で。
私は寝付きが悪かったり、夜中に、頻繁に目覚めたり。
そんな時はいつも、その様子をじっと、見つめているのだけど。
彼のその姿は、あまりにも無垢で。


“睡眠”という安息の中を漂う身体。
だからこそ、何者をも寄せ付けない、侵食させないという意思が滲んでいる。
圧倒的な、拒絶。
目の前のそれ、は。
隣にいる私でさえも、侵すことは不可能なのだ。
彼も私も、結局、別のイキモノ。
わかりきったこと…だ。
でも。
そんなことを、夜中の暗闇の中、
この上なくいとおしく感じる表情の上に痛感するのは、
あまりにも、淋しい。
だから。
天使のようでも。
御飯10杯食べられようとも。
心の底から、愛しく感じようとも。


ヤツの寝顔は、嫌い。だ。