日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。


ポール・マッカートニー御大ですよ!


もう、言葉も出ないです。
素晴らしすぎて。


っていうか、まさか自分がポールを生で観れるとも思ってなかったから。
今もって、「あれは夢?」っていう感じなんですが(苦笑)。
はー…なんだかずっと、目頭が熱くてうるうるしてました。
そこにいるのは、
“かつてビートルズだったオヤジ”なんてものではなく、
“現役ロック・ミュージシャン、ポール・マッカートニー”で。
60のおじいさんとは、とても思えない若々しさと、オーラ。
張りがある声、声量も十分。あのシャウト!


「ポールのシャウトだ!」


3時間弱、ずっと歌いっぱなし。
それも、全部何かしら楽器を弾きながら。
なにより、やっぱり、“歌”の持っているエネルギーと説得力が半端じゃなくて。
ああ、この人は天才なんだ、と。
クサい言い方を敢えてするならば、
“音楽の神様に愛されてる人”なんだと。
選ばれし、特別な人。
ビートルズで名声と富みを得た代償として、
尋常じゃないプレッシャー、しがらみという重荷を背負って、
でも音楽への情熱を捨てずに、生きてきた人。


ジョンは早く逝ってしまったために、伝説となった。
一方でポールは、あらゆるものと戦いながら活動を続けてきた。
それは、凡人には計り知れない道だったはず。
それでも歌いつづける…ああ、すごい人だったのだ。
“生きている”というだけで、どうにも軽視されがちだったけど。
(そして、私も実際、そんな印象を持っていたけれど)
はー。
観れて良かった。感涙。
しばらくは、余韻に浸って生きていけそうです(大袈裟?)。