日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

心のドアを開けておく

今、新生リキッドからの帰り道。



久しぶりに観たGOING UNDER GROUNDの帰り道。



なんだかもう、胸がいっぱい。





ホント、変わらないなぁ。

演奏はすごく巧くなったけど、

あの、醸し出すキラキラした蒼さは、昔のまま。



……なんだか色々、思い出したので、お家に帰ったら、改めて書きます。

オトコノコって、いいなぁ。





帰宅後

ちょっと、ババアの思い出話になるので、ご容赦を(笑)。





……思い出したのは、数年前の、彼らと出会ったばかりの頃のこと。



当時、下北沢のちっちゃいライヴハウスに出てるギターバンドで

話題になり始めていたのはBUMP OF CHICKENで。



「地元の仲良し仲間で結成」

「日本語で、メロディの良い歌を演るギターバンド」



……という、同じような成り立ちからか、

GOINGとBUMPは、ちょこっとだけ比べられていたのだった。

(そして、結局その違いは“フロントマンの圧倒的な容姿の違い”というオチがついていた)



思えば、私が始めてBUMPを観たのは、GOINGと同じイベントに出てる時で、

そのあまりの下手糞っぷりに唖然としたのだけど(笑)。

(ちゃんとハイラインレコードで、CD買って愛聴してたからこその失望)





とりあえず、私が思う両バンドの大きな違いは(ルックス含まず)、

BUMPが「まっすぐさの影に内省的シリアスを背負ってる」ことに対して、

GOINGは「まっすぐさの支柱として生きることのファンを謳ってる」こと、

……じゃないかな、と。



ほんとに、彼らはいつ観ても、聴いても、

「音楽って、バンドって、生きてるって楽しいよ!」ってしか表現してない(いい意味ですよ)。

とかく、シリアスで重たくあることを求められてる日本のロック・シーンでは、

あんな風に音を出してるバンドは、なかなか評価されにくいけれども。

そんな中で、彼らの音は、私にとってはこの上ない精神的清涼剤です。



……に、しても。

彼らも出会ってもうずいぶん経つのに、ずっと変わらず、あのスタンスでやれてるのは本当にすごい。

きっと、色々、見えないところでは、たくさん葛藤もあるんだろうけど。

……一体、何が、彼らを蒼いまま、輝かせてるんだろう?





……と、考えたら。

なんてことない、それが音楽だ、ってことに行き着いた(笑)。

その力を、こないだ、ザ・フーで痛感したんだった。

そうかー、彼らは、あんな風になっていくのかもしれないんだな。

道はかなり遠いかもしれないけど(笑)。

がんばれ。