日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

積だり重ねたりしたら若さに勝てるのか!?

いやー、すごい。

何が凄いって、『NIKITA』ですよ。

もう、色んなブログなどで話題になっていますけどね。





ジローラモを起用してイタリアの男性をお手本に

“モテるちょい不良(ワル)オヤジ製造”雑誌を謳った、

あの男性ファッション誌『LEON』の女性版でございます。

ここからリンク張ってある“雑誌ネット”というサイトでは、

提携してる雑誌の目次を確認できたりするんですが。

もう、見出しを追うだけで、何とも言えない気分に陥ります。

なんていうんでしょう。

例えば、今はそうでもないですけど、

ちょっと昔は男性が人前で「ホットドッグプレス」を読んでるのは恥ずかしい、みたいな。

そんな、“読んでるのを知られると恥ずかしい”部類の雑誌っていう感じ……。





トップのキャッチコピーは

『モテる艶女は「テクニック」でコムスメに勝つ!』



ちなみに「艶女」と書いて“アデージョ”と読むそうです。

加えて、ちなみに「艶男」と書いて“アディオス”だそうだ。







………………。







いくつか記事タイトルを書いてみますけども。

艶男の本能に火をつけるゆ〜ったり口調の「こくまろトーク」

・肌もろ見せよりも艶度(アディード)大!な「背中美人三種の神器」

・股浅でも後ろ淑女な「艶尻デニム」





いやはや、こんなノリが盛りだくさん。

上記の通り恥ずかしいため、

さすがに店頭でも立ち読みさえできないので(笑)←自意識過剰?

中がどんな雰囲気になっているのかは未確認なのですが。





要するに、“若さ”を失ってしまった女性は、

培ってきた経験とテクニックで勝負よ!

ってことなんでしょうけど、

でも、これって、今更言われなくても

これまでずーっと、素敵に年齢を重ねた女性たちはそうしてきてたわけで。

なんていうか、今更、そんなテクニック、教えてもらわなくちゃダメなの?というわけですよ。

『LEON』が成功したのは、

大半のおじさまたちはオシャレとかほとんど気にせずきていたから、

そこで啓蒙できたわけであり。

でもこの『NIKITA』がターゲットにしているような、

“それなりに年齢は重ねてきているけれども、いい女でいたい”って女性たちは

結構、ここまでできっちり、自分磨きをしてきてる女性だと思うんですよね。

でもって、編集部的には

「ボヤッとしてたら、こんな年齢!」みたいな女性を拾い上げたいのだろうけど、

はっきり言って、この見出しから見て取れる“テクニック”は、

そんな晩熟な女性たちには、いきなりハードル高すぎるって……。







……と、余計なことを考えてしまいました。

この雑誌、売れてるのかなー。

確かに、ちょっとネタとして1回は買ってみたいけど(笑)。

(まんまと、編集部に乗せられているかしらん?笑)

でも、やっぱり買っているところは誰にも見られたくないです…………。







主婦と生活社『NIKITA』HP