日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

消失点のその先に。

初めて観たフィリップ・ジャンティ・カンパニーの公演、

『バニッシング・ポイント』。

ほんっと素晴らしかったです!

観ていて、どんどんワクワク感やドキドキが増していく感覚。

色々な方向からイマジネーションを刺激されて、

自分の脳みそが、グルグルと覚醒していく感じ。

本当に、純粋に「楽しい!」と思える舞台でした。

人間のダンスやマイムと人形を組み合わせた構成も

興味深かったし、

そして何より、とにかく演出が素敵。

色んなアイディアやチャレンジ精神、創造性に溢れていて、

それが舞台からキラキラと溢れて、私のパワーにもなりました。



あまり台詞のない舞台なのだけど、

時々あるそれを、演者がカタコトの日本語で頑張って言っていて、

最初はそれがちょっとひっかかったのだけど。

(だからといって、ド頭の決め台詞で、笑いが起きてしまう日本の観客の意識もどうかと思うけど……)

相方に聞くと、このカンパニーのみならず、

その国の言葉を頑張って覚えて喋ってくれるカンパニーは結構多いみたいで、

そこで突き放さずに「できるだけ自分達の作品を深く理解してほしい」という

カンパニー側の誠意なのかな、と思ったのでした。





いやはや。

私の知らない面白い世界は、

まだまだたくさんあるのだな……。

今回は、勧めてくれた相方に、大感謝なのです。