日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

鐘の音を聞き逃したか

ちょっと前に書いたけれども、

色々、仕事や、自分の行く先についてずっと、ぐるぐる考えてる。



本当にやりたいこと。

私が一番、好きなこと。

これからの、生き甲斐。



……例えば。

同じ年頃の既婚の女性だったら、

家庭や子どもの成長が生き甲斐になるんだろう。

仕事や趣味に生き甲斐を見いだしている人もいるだろう。





じゃあ、私は?

私には、一体、何があるんだろう?

何のために、毎日息をしているの???





で、「どこかへふらっと行きたいな」というちょっとした思いつきから、

今日は、湘南の海へ。





海なし県に育ったので、

よくある「悩んだら海!」みたいなシチュエーションに、

密かに憧れていたのかも(笑)。

ばかだねー。

ipodには、Flipper's Guitarの『Three Cheers For Our Side』。





「海へ行くつもりじゃなかった」!!!



がたがたと、電車に揺られて着いた浜辺。

大勢のサーファーが、波間に漂い。

家族連れやカップルが散歩していたり。

私のようにひとりで、遠くを眺めてる人がいたり。

風はあったけれども、一番高いところにあるお日さまの光が暖かく。

ひたすら、寄せて返す波と、遠い水平線を眺めてた。




I'll gradly realize it's the end of our youth.





「The Chime will Ring」の、このフレーズに、捕われてしまった。

「終わってしまっていたんだろうか?」

私は、その鐘の音を、聞き逃したんだろうか?

鳴っているのをわかっていながら、耳を塞いでやり過ごしたんだろうか?





本当は、こんな問題、今さら考えてるなんて遅すぎる。

何をやってたんだろう?







結局、余計落ち込みに、出かけたようなものだった。

でも、空気は綺麗だったし、

遠く霞んだ景色が、春の訪れが近いことを顕わしていた。

私にも、春、来るかな?



……私は自分のバッヂも失くしてしまっているというのに?