日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

愛だろ、愛。

アメリカの偉大なる(?)酔いどれ詩人、

チャールズ・ブコウスキーのドキュメンタリー映画、

ブコウスキー:オールドパンク』を観てきました。





……嗚呼、なんてチャーミングなの! ブコウスキー!!!





彼自身に対するインタビュー映像や、詩の朗読会での映像。

そして彼の友人たち、妻、そして

彼のファンである有名人たちのコメントによって構成されていて。

ブコウスキーが、どれほど愛すべき人間だったか”が

しみじみと伝わってきました。

みんな、愛に満ち溢れすぎ。

素敵だなぁ。





何より、ブコウスキーによる朗読がとてもとても良かった。

この時ばかりは、字幕ばかりを追うことを止めて、

全身全霊で彼の言葉に耳を傾けました。

その言葉の響き、リズム。ユーモア感覚溢れる、彼の声。

平易でストレートな表現のだけど、でも、とても深く。

より一層、彼の作品に対して思い入れが増しました。

いつか、詩の原書も買わなくちゃ。





【閑話休題】

この映画を観終わってから、何故かわからないけど、

ふと「なんだ、私は彼を諦めることはないんだ」と訳のわからない覚醒(笑)。

別に振り返ってもらえなくても、いいじゃない。

好きならば。

今までどおり「好き」という気持ちを抱いたままで。

無理に諦めよう、忘れようとするから、変に気持ちが泡立っちゃうんだなぁ。



……と、いうことで、開き直って、

しばらくはまだ好きでいようと思います(笑)。

見返りは求めない方向で。

私は恋愛してると「押せ押せ」なタイプなので、

“好き”なのに、アプローチ抑え目(っていうか、しちゃマズイよね…)なのがアレですけど(苦笑)。





きっとそのうち、もっと好きになれる人が現れてくれるさ。

うん、気長にね。