日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

「やれないのではない やらないからだ」

以前から、TX『美の巨人たち』が大好きなのですが、

数週間前に放映した“横山操”の回が、凄く凄く良かった。

今日のタイトルにした一言は、彼の、言葉。



番組HP





絵の素晴らしさはもちろんなのだけど、

その創作に対する姿勢と、その言葉。

とにかく、頭に深く響き。





後日、同じく番組を観ていた知り合いの男の子(トリエンナーレ一緒に行った彼)と

盛り上がったのだけど、

彼は、とてもとても感銘を受けたみたいで、

「私は録画しそびれちゃったよ」と呟いたら、

即座にDVDに焼いてくれました。

どうやら、彼は放送後、何度も見返しているみたい。

彼は絵を描きたい人で、でも、やっぱり迷ってここまできている人で、

だからこそ、横山画伯のその言葉に、かなり焦燥感を煽られている模様。

そして私は、そんな彼の姿に触れて、

また、不甲斐ない自分自身を想ってみたりする。

だって私はもう、すっかり諦めきってしまっていて、

焦燥感さえも起こらないのだから。





……そんなんで、いいの????





それにしても。

私は、何かを目指そうとして心を動かしている人に弱い(笑)。

多分、一番自分に欠けているものを、そこで補おうとするからだ。

でも、結局それは、私の自己満足に過ぎないんだろうなぁ。

一緒に、跳べたら良いのに。

だけど、私には、その勇気がないのだ。