日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

奥へ欲しいの


六本木TOHOシネマズへ
インサイド・ディープ・スロート』を観に行ってきましたよ。
やっぱりシネコンは苦手…。
どうやらハリポタの先行公開があったみたいで、親子連れでもう、大混雑。
そんな中、女ひとりでポルノ映画のドキュメンタリー観にいく私って…(笑)。
知人の映画ライターさんに
「絶対お前なら面白がれるから、観に行くべし!」と強く勧められまして。
でも実際、とても面白く観れました。



72年にアメリカで公開されて大ヒットとなった
ポルノ映画『ディープ・スロート』。
その製作者たちや出演者たちを巡るドキュメンタリー。
“ポルノ”という単語がやっぱり何かと目をひくけれど、
“アメリカ政府VSカルチャー”というテーマもあり?
アメリカってキリスト教国だけあって、
性に対しては結構保守的な側面もあるわけで。
“性の解放”を目指して作られた『ディープ・スロート』、
政府に解りやすい標的として徹底的に叩かれ、
おまけに儲けはがっさりマフィアに持っていかれ。
加えて、その後お手軽なビデオの出現で、
ポルノは“先鋭的なカウンター・カルチャー”ではなくなり
お手軽に稼げる“産業”に堕ちてしまった…。



……正直、ちょっとだけ製作者側を持ち上げすぎな気もしたけども(笑、
(本当に最初から“性の解放”なんて高尚なテーマを持ってたとは
どうにも思えないし/苦笑)
でも実際、直接作品に関わった人たちは、みんなツライ目に遭っていて。
だけど今も愛情もって作品について語れるっていうのは、
なんだか、いいなぁ。
とも、素直に思えたりもして。
私も、のちのち胸張って語れるようなモノを創れたらいいのだけどね。
うーん、どうかなぁ。