日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

理解不能


大学を出て、地方に帰った同じ歳の友だち。
彼女は“結婚したい”と、とても強く思っている人。
就職してお付き合いを始めた人と数年間付き合っていたのだけど、
その人に結婚願望がないことを理由にお別れ。
それ以来、○年、ひたすら相手を見つけるべく、さまざまな手を打ってる。
でもって、26日は東京で“お見合い”ということで、
ウチに泊まったのでした。
で、毎度毎度、そういう見合いやら何やらがあったあと、
ちょっとした感想をくれるんだけど。
正直な話、
彼女は完璧にマイナスなスパイラルに嵌りこんでるように見え。
色んな方面からのお見合い話や紹介。
ヤフパソなどでのネット上出会いなどなど。
ほんと傍から見てて「頑張ってるなー、すごいなー」と思うことは思うんだけど、
結局、彼女は“結婚”と“恋愛”、どちらにも絞りきれてないし、
正直、私たちくらいの大して撮り得もない30越え女子が抱いて可(苦笑)な
“相手に求める条件”を遥かに越えてる気がする。
やっぱり。
“結婚したい人”の条件と“恋愛したい人”の条件って違うはずで。
それが完璧に合致するなんて奇蹟に近いし、
みんな、ある程度の譲歩をお互いにし合って“結婚”という契約を結んでいるのだろう、と
未婚者で大して願望も理想も抱いてない私でさえ思うのだが。
彼女は「どうしても結婚したい」って言ってる割に、軸がブレブレなんだなぁ。
今回の話も、ほんと、条件を聞いた分にはとてもよいお話だったし、
お相手の方も“結婚する相手”としては、大きなマイナスはないように思えたのだけど。
彼女のひと言は「ときめかなかった」。
ええーーっ。
それって、ほんと、どうなのよ?
見合いって、恋愛するための出会いを提供するものではなくて、
“結婚という契約を結ぶ”相手を見つけるためのものなんじゃないのかなー。
あなた、これまで何年、何回見合いやってきてるのよ。
そういう心積もりがあるからこそ、そういう手段をとってきたんじゃないの???
っていうか、ほんと、相手に失礼っていうか、お相手が可哀想……。


……と、「?」マークの嵐が吹きすさぶ心持ちで、
『完全に見合いは向いてないから、もうやめれば?』とメール送ってみた。
もちろん、結婚するからには相手に好感くらい持てなきゃダメだろ、とは私も思うけど。
そういう部分はクリアしている上で「ときめかなかったからなぁ〜」、だそうだ。
じゃあ、結婚前提とかじゃなく、普通に恋愛できる相手を見つければ?と言ってみたら、
「そうすると、結婚するのは数年先じゃない? 早く結婚したいんだよねー」って。
うううーーーーん。もう良くわからん。
とりあえず、もう、何を言ってももう通じないんだよなぁ。
完全に嵌りこんでしまってる。
ほんと、TVとかの特集でよく観る「結婚できない女たち」的企画を目の当たりにしてる心境。
変な話、申し訳ないけれどちょっと反面教師とさせていただいてます。
やはり女は年齢を重ねていけば重ねるほど、
“自分を客観視する”その視点をどんどんシビアにしていかないといけない、と思うので。
私は別に結婚は早くしたい!とか思ってないけど、恋愛はしてたい。
(残念ながら、今は相手が見当たりませんが…)
だからこそ、自分がいつまでも魅力的に思ってもらえるような努力はし続けないと。
にしても、どうやら私も“決め手不足”な女みたいなので、
まだまだ自分の客観化が甘いようですが……(苦笑)。