日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

自意識過剰


先日『ラストデイズ』を観に行った時に予告を目にして
ずっと気になってる映画、Thmubsucker
高校生になっても“親指しゃぶり”が抜けない、男の子の成長物語。
グラフィック・アーティストとしても有名な、
マイク・ミルズの長編デビュー作なわけですが。
これまた前に観て凄く気に入った『君とボクの虹色の世界』の監督、
ミランダ・ジュライと、マイク・ミルズって恋人同士らしいですね……
って、まあ、そんな事実はいいとして、
明らかに同じ匂いがある作品。
最近(いや、昔からかな…)“好きだなぁ”って思うのはこういう世界観のものが多い。
なんていうか、
こういう「ちょいエキセントリックなコジャレ小品」って
評されるような映画ばかりに惹かれてしまう自分の、
ある意味での“わかりやすさ”が、ちょっと「なんだかなぁ」って感じで(苦笑。
こういうのにハマって可愛いのって、やっぱり大学生くらいの時期だよねぇ。




「なんだかなぁ」




でも、こういうのが好きな自分が出来上がっちゃってるのも、わかる。
もうしょーがないのだよ。
マイミクに紹介文、“文化系女子”とか書かれたし!(笑*1
そういうちょっとイタい自意識過剰っぷりを持て余して、飼い馴らして、
私はこれからも、生きていくしかないのだな。
多分。
さすがに、そんな自分を誇れたり開き直れたりは出来ないけど。うん。
正直、自分の“文化系”な部分って、全然誇れないよなぁ。




なんか。
文化系女子”ってちょっと話題になったりしたけれど、
「私って文化系女子ー!」って胸張ってる人っているのかな?
(ああ、若い女の子なら全然アリだと思う。私みたいな歳食った人間にはちょっと辛いけど)
私にとって、“文化系女子たる部分(?)”を形成してる要素って、
コンプレックスの裏返しから、好きになったり追い求めたり突き詰めたりしてきたモノな気もしてるから、
あんまり「良いモノ」として考えられないんだよなぁ。




まあ、そんなこともおいといて。
何はともあれ、この『Thumsucker』、
主演のLou Taylor Pucci君が異常にツボです(笑。
そんなこんなで、公開が楽しみ&DVDは多分、買う。
……やっぱりイタいな。
でも、しょーがない(笑。

*1:もちろん、書いてもらえたのは嬉しいし、実際、自分にそういう性質があることもちゃんと自覚してるので良いのですが