日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

置き土産


さて、B君ちに初来訪したわけなんですが。
なんとなく、過去の女の子の影を感じるものが
ちらちらと目の端に入ってくるのを認識しちゃうのは
オンナの性というものなんでしょうかね。
男の過去にいちいち嫉妬したり*1する年齢じゃないし、
変な話、いい年した男の子なのにそういう痕跡が一切ないっていうのも
なかなか有り得ないだろうと思うので
「あー、あれはそうかなぁ」と思う程度で、大して気にはしないのですが。
なんだかんだで、目に入ってきてチェックしてる自分が嫌、っていうかね(笑。
前彼と付き合う前に、2年間くらいものすごーく入れあげてたダメ男がいたんですが、
その彼のウチに行って、洗面台の棚をバカッと開けたら
数種類のクレンジングと何本ものピンクの歯ブラシがずらーっと並んでて。
(うわ、他にもこんなにいるのかー)と思いつつ、
ちらっと、その男にその話を振ったら
「え? あれは母ちゃんの」
……って、いくらなんでもそれは苦しすぎるだろうがっ!(笑。
と、心の中で盛大にツッコんだ記憶が蘇ってきたり。
男の子って、女子が自分たちと同じくらい鈍感だと勘違いしてるのが凄いよな。
多分、あの男もそんな言い訳が通用すると思って口には出してなかっただろうけど、
そういう「あっさり見つかる」程度にしか隠したりしなかったり、
そこまでは深読みしないだろうと思ってなのか、普通に女の子っぽいものを使い続けてたり。
まあ、そこが愛すべき部分といえるのかもしれないけれど。
だからもう、そういうものを目にしても話題にしたりする無粋なことはしなくなりました。
ただ、完全にそういうことに鈍感になれたら、もっと純粋に
“初めてのお泊り”というイベントを楽しめるのかもなぁ。



B君ちには歯ブラシも化粧品も、それっぽいものは一切置いてこなかった。
当たり前だけどね。

*1:B君の場合は現在進行形の女子もいるけど・笑