日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

マーキング心理


2週間ぶりにB君ちに遊びに行く。
そしたら、前回にはなかったものがちらほら。
そういうものがイチイチ目に入ってくるのは
ほんと、どうにかならんものか。


……他の女子の、アメニティ品。


アイメイク用のクレンジングが洗面台に。
バスルームの棚に、洗顔料と小瓶のシャンプー&コンディショナー。
彼の部屋の本棚に、化粧ポーチ。



B君の発言は全く信用ならんことはわかっているのだが
肝心なとこで嘘はつかないと思うので、一応信じることにすると、
2週間前に私が泊まったのは「女子では初めて」だったとのこと。
この間に、誰か泊めたってことねー*1
で、その女子は当然の如く、自分のものを置いて行った、と。
私は前回、あえてそれはやめておいたのだけれど。
(当然、今後も彼は他の子を部屋に呼ぶだろうと思ったから)


でもって、今回は私だったからいいものの、
またさらに別の子があれをみたら絶対修羅場だなー、
と、思ったので、
「大変余計なことだけれども、
他の女子が自分のものをおおっぴらに置きっぱにしてるのはヤバいのでは?」
……と、提言してみたのだけれど。



「あー、あれね。もう面倒臭いからそのまま」



とのことです(笑。なんだかなぁ。
「だって、もう誰が何を置いていってるかわかんないんだもん」
って、それも複数かー!(笑
でもなんとなく、置いていってるのはひとりな気がするなぁ。
「修羅場になるよ?」と言ってみたけれど、
「それはそれで。むしろそういう状況におかれた自分を経験したい」
って。
なんかなー。
その答えがあまりにあんまりで、
頭にきたので思わず説教かましてしまいました。



だって。
たぶん、あれを目にした女子は絶対に傷つくし、
「まだ見ぬ別の女子」に対して怒りを覚えるに決まってる*2
絶対的に悪いのはB君で、傷ついていいのはB君だけのはずなのに!
余計な傷と悪感情を、何の罪もない女子に被せてもいいの?と。
そしたら、確かにそうだ、と反省の色っぽいものを見せつつも
「でも、結局こんな僕を見抜けなかった相手が悪いんだよ」って。
あー、心底、こいつは鬼だー。
最低最悪。
こんなのに引っかかっちゃって
ほんと、ご愁傷様……私よ。そして他の女子たちよ!



とりあえず。
相手の部屋に自分のものを置いていく。
……という行為は、確実に「ここは自分が居ていい場所」として
自分自身をマーキングする行為だと思うわけで。
(且つ、相手に日ごろから自分の存在を感じていて欲しい、という願望の表われ)
そう考えると、
“彼女”は「自分以外にも女の子がいる」ってやっぱり知らないってことだろうなぁ。
だって、置き方があまりにも無邪気だから。
でも、穿った見方をすれば。
もしかしたら「自分以外の誰か」を牽制する意味もあるのかも。
私も前に行った時感じたけれど、B君の部屋はそこはかとなく
“前彼女”あたりの女子の影がちらちらしすぎる(笑。
だから、マーキングしていった“彼女”の気持ちも、痛いほどわかるわけで。
なのでどうしたって私は、B君よりも“彼女(たち?)”の方に感情移入してしまう。
ほんと、私が後ろから刺したいよ!(笑


まあ、ひとしきりその辺くどくどと言ったあと。
「だから、何でも置いていっていいよ?」と言われたので(まったく効いてない)
「じゃあ、あのポーチの隣に置いていってみようかな」と返したら
「お! それ面白いね!」だってさ!(笑
だから、その通りにしてきた。
ハテサテ、件の彼女(たち?)は、どう反応するんだろうな。
その結果、B君が刺されても知らないけど。
でも、個人的に想像する限り、
きっと彼女(たち)は、確実に傷ついて、
B君を問い詰めたい気持ちを抱えてそのまま帰るんだろうなぁ。
だって、何にせよ、秋までだもんね。
あーあ。ほんと、ご愁傷様…私よ、そして彼女たちよ!

*1:いや、それは私は全部了解済みだから全然いいんだけども。にしても、一度解禁したら、他もOKってことか。ほんとに!笑

*2:悲しいことだが、往々にして女子は目の前の男より、見えない恋敵を憎む