日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

カタチだけは末広がり


パッと見、平行に見える2本の線。
だけどその実、ともにほんの少し外に開いていて。
たとえ、たった0.1°程度の角度でも、
やっぱり永遠に交差はしないのです。
でも、一見した程度では平行に見えるから。
ほんの少しでも並んで歩けるような気がしたから、
「いつかはお互い背を向けあう」ってわかっていながらも
実際に、試みてみたのだけども。
肩を並べてみて改めて、どうしても視線が交差しないのを痛感。
とても緩やかな道程、ほんの少しの開きなのにね。
……そんな現実に直面した、そんな面持ち。




どうなんだろうな。
この「平行状態」が永遠に続くと勘違いする前に
思い切れたわけだから、まだマシだったのか。
いや、最初から「交差しないこと」はわかってたのにね。
彼はそれを重々承知で、
だからこそ、この一瞬の「平行状態」を楽しもうとしてくれてたのに。
うん、私も、そのつもりだったんだけどなぁ。
ほんと、ダメだな。




だけど、どうにも好きなのだよ。
これもしゃーないな。
近くに立てたらその分、やっぱり惹かれてしまうのだ。
でも、彼が見てる方向は、
どうしても私が見たい方向じゃないのだ。
だからといって、
ムリヤリに、彼の視線を「そっち」から「こっち」に向けさせるほど
私にはチカラがないんだな。
否。
それを試みて、完全に拒絶されるのが怖かったのだな。
……とりあえず。
しばらく、自分の気持ちを落ち着かせよう。
どうしたって、秋にはお別れだ。



【追記】----------
愛読してるホロスコープ・サイト“筋トレ”石井さんの日記を、
久しぶりに読んでみた。
あまりにもあんまりに、痛すぎて
思わず声を出しそうになってしまった(職場で!)。



なんていうか、そうなんだな。



手にあまるモノだったんです。
だから、怖かったんです。
味をしめてしまって、ソレに依存しそうになるのが。
オマケに、引く手数多だし。
どうにもならなくなってから、他に持っていかれるくらいなら
自分から手放したれ!みたいなね。
ほんと、莫迦だなぁ……と、自分でも思う。
今、私のココロを占めてるのは、
「言ってよかったけど、やっぱり寂しいから、後悔」
「言わなきゃ良かったって思う後悔(だけど言わなかったらあとで更にデカイ後悔がきそう)」
……という、2種類の“後悔”。
嗚呼、ぐるぐるしてるなぁ。はぁ。



※ちなみに、石井さんの本サイト→筋トレ