日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

End of Summer?


結局、B君は決意通り実行したとのこと。
夜遅くに「あとで電話かけていい?」とメールが来、
その後、ちょっとお話しました。
その声は力なく、さすがに参っていて。
……当たり前!
でも、彼女の方がずっとずっと、傷ついたに違いないから。
「彼女がとるであろう反応を何パターンか想定してフローチャート描いてある!」と
愚かにも胸を張って豪語していたB君、
やっぱり、彼女は想定していなかったような反応をしたようで。
(そしてそれは「きっとこんな反応だと思うな」と私が事前に宣言していたもので)
「なんていうか、女の子って不思議だね」
……と、しみじみ呟いてました。
こぉの、バカチンがっ。




そんな話を聞いて。
私はといえば、
「恋敵がひとり減った」という想いより寧ろ、
その彼女にシンクロする感覚のほうが強くて。
おまけに、なんとなく自分と前彼が終わった時のことが思い返されたりして、
またも、ぐるぐると。
暑さが緩んで、眠りやすくなったというのに
アタマがすっかり覚醒してしまい、
自分のこと、ではないのに、まるで自分のことのように痛みが。
またも明け方まで眠れず。
……私も大概、バカチンかもです(苦笑。




シンクロというか、妙な符合といいますか。
この日、私は行きつけの街のいつものヘアサロンで髪を切ったのですが。
お店に入った時、まだ担当さんは前のお客さんを手がけていて。
その人をちらり、と目にして、まず私が思ったのは
「なんとなく、B君の例の彼女は、あんな風な人なんじゃないかなー」
ということでした。
外見のこととかは全然知らないけれど、人となりとか雰囲気とか、そういうところで、
なんとなく、唐突に、そんな風に感じたんですよね。
で、その後、B君と話をしてわかったのだけど、
例の彼女は、私と同じ街のヘアサロンで同じくらいの時間に髪を切っていたらしく(苦笑。
(註:でも、その街には阿呆みたいにたくさんサロンはありますよ)



「ほ、ほんとにあの人だったらどうしよう……」



……もしそうなら、女の勘、が働いたということ?
でも、本当にそうなのか、今となっては確かめることはできないし、
確かめようとも思わないけれど。




ひとつひとつ、B君が色んなものに区切りをつけていく。
私はその全部を見届けたいと思っているので、
自分が区切りをつけられるまで(笑、
できるだけ隣にいたいなぁ、と思うしかないのです。