日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

生粋の帝国生まれ


シリーズの1も2も観てないのに、
ただ“キース・リチャーズを観に”、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』を
F(大のキース・ファン)と観てきましたよ。
これまでの話を観てない上、この新作は展開が早い、という噂を耳にしてたので
そこそこ、ちゃんと予習して行きました。
...が、それでも尚、ついていけない箇所、多数。
でもまあ、天下のエンタメ帝国・ディズニーの映画ですから、
お話の荒唐無稽さや、なんだかんだで都合良い展開を含め、
超豪華エンターテインメント絵巻を3時間弱、がっつり楽しめました。
高校時代に“海の勇者ボライソー・シリーズ”を愛読してたりしたこともあって
“帆船萌え〜”“イギリス海軍軍服萌え〜”みたいな素養もあったりするので
その辺もちょこちょこ刺激されたりしつつ(笑)。
何にせよ。
先日観た『スパイダーマン3』でも思ったけれど、
とにかくお金かけた“凄い映像”の連続で、気力が持たない...
純粋に「うわー、すごいー」で終わってしまい、訳が解らなくなるんです。
普段、“淡々と日常描く系”の映画ばっかり観てるせいかもしれないですけど、
ちょっとこれ見よがし的な部分に、途中でちょっと飽きるというか辟易するというか。
この作品も、とにかく“凄い!”って映像が多くて、
おまけにそういう画は、作り手的にカットしづらいんだろうけど、
無駄に長尺過ぎなシーンも多かったような気がしたりして。



でもって。
一番のお目当てのキースは、面白&格好良かったです(笑)。
なんかもう、ニヤニヤ笑えて仕方なかったですが、
凄いオイシい素敵台詞をもらえたりしてたし、ギターも弾かせてもらえてたし。
思ったよりは演技できてたなぁ、と。
しかし、F(とにかく大のキース・ファン)は、
「あんなの、全然”カッコいい”キースじゃねえ!」と吠えてましたけど(笑)。
「あの程度のシーンで“キース、格好いい!”とか言われたくない!」と。
やれやれ、ファン心理って時にウザイ面倒臭い...(笑)。



何はともあれ。
エンタメ気分満喫。おなかいっぱい。