日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

 さまざまな対話

そんなこんなで今月のおおふり。
ネタバレありありですのでご注意下さい。
それにしても、すっかり『アフタヌーン』を発売日に買うことが習慣化...
しかし重い。職場近くの書店で購入したので、帰路、腕が痛くなりましたよ...弱すぎる。

  • 田島と花井

 バッターボックスに入る前からの意識の違い。
 現時点での、二人の大きな“格差”。
 この二人に限らず、この試合で各々、
 自分の甘さや自分に足りないもの
(田島の言う“必死さの欠如”に繋がるもの)を痛感したわけで。
 ここから生まれてくる西浦部員たちの対話。楽しみ。

  • 呂佳と倉田

 “もう野球なんてしない”と自分に決意させた苦い苦い敗北。
 それからチームを遠ざけるために画策したこと。
 けれど、勝利したにもかかわらず、
 結局一人の少年に同じ想いと決意をさせてしまった。
 呂佳は、その重さに気づいたのかな…あの描写ならそうなのかな。
 彼は、倉田にどう報いていくんだろうか?
 そして倉田が宣言通りに動くならば、呂佳と滝井の対話もなされるはずで。 
 楽しみ。

  • 和さん

 心血注いでいたものが、突如、失われた喪失感。 
 “勝利”と“敗北”。自分にとっての“野球”というもの。
 揺れていた和さんの心が、ひとつ、定まったのならば。
 呂佳と接触していた意味もあるのか…な。
 メール、“タ行”ってことは、送ったのは準太になんだろうな。
 “和さんから夏を奪ってしまった”と、
 きっとまだ想ってしまってる準太と和さんの対話は…描かれるんだろうか。
 楽しみ。

  • 阿部と三橋

 3日後っすか…!
 その前に、メールなり電話なり、或いは三橋が見舞ったりで、言葉は交わされるのだろうけど。
 何にせよ、今号は三橋の出番少なくてちょっと寂しかったです(すみませんすみません)。
 にしても、マウンド降りた三橋は、あまりにも試合前の三橋のままで、
 「ほんとに阿部と話できるの?」と心配になってしまうよ…
 …とにかく、この二人の対話が一番、楽しみです。


一つの試合が終わり。初めての敗北を味わい。
また新たに生まれて来るもの。
あーもう、まだまだ楽しみが沢山!
そして10巻は5月下旬予定とのことで…遠いなぁ。遠い。