日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

HAPPY JACK!

そんなこんなで、来日の一報を目にしたその日から首を長くして待っていたThe Whoのジャパン・ツアー!
16日のさいたまスーパーアリーナ公演と、17日の日本武道館公演の2日間、行って参りました...とりあえず、私はもう、まともなレポートなんて書けないです。私は2004年のロックオデッセイも観ていたのですが*1、そして、あの日もものすごく素晴らしかったし、今回、正直、最初は2人の風貌に4年分の年月も感じたりもしたわけですが...そんなん、一瞬で吹っ飛びました。両日とも素晴らしかった!! 17日、客電が点いた瞬間、「ああ、終わっちゃった...」とただただ、ひたすら寂しくなるくらいに!*2

16日は、席がアリーナの結構後ろの方で。ロジャーは完全に観えず(涙。私は女性にしては背がある方ですが、なにせThe Who、客席の男性率はハンパなく、当然ながら背丈の高いかたばかりで見事にロジャー方向の視界は後頭部群...。時折、そんな人々の頭の上にマイクがポーンと宙に見えて「あ! 回してる!」ということだけは解りましたが(笑。でも、PA近くだったせいか、音のバランスとかはなかなか良かったです。ギター、音デカかったー! ピートのカッティングは神懸かってた...なんだあれ...。ピート方向の視界は何故か見事に拓けていたので、風車奏法もしっかりと目視! なんかもう全体に夢現つで、ひたすら音に身体を預けてはしゃぎまくって終わりました...楽しかった! 格好良かった!

17日。1階のスタンド席だったので、今回はロジャーもしっかりと観れました。ただ、席の位置のせいか音はアリーナのが良かった気もします...ギターは相変わらずデカかったですが(笑、ロジャーの歌がちょっと負けて聴こえてしまうような位置でした*3。この日は、ロジャー、モニターの返しが調子悪かったっぽかったですが、それでもなんかもう、圧巻のパフォーマンスとしか言いようの無い...! 今回は事前に映画『アメイジング・ジャーニー』を観れていたこともあって*4、ロジャーに対し少し感情移入してることもあって、なんか全てが愛おしい...! モニター調子悪そうなロジャーにピートが近づいてフォローしたりもしていて、改めて、あの2人が生で! 目の前で演奏してくれてる幸せに浸ってみたり。上にも書きましたが、ほんと、客電点いた瞬間の寂しさったらありませんでした...本当に、素晴らしく楽しかったから。

嗚呼、19日の武道館観れる方々が羨ましい...仕事が恨めしい...。でも。またきっと日本に来てくれるよね...? 今回、聴きたかった曲はもちろん、聴けたわけなのだけれど、でも他にももっと聴きたいよ! だからまた、来てくれることを祈ってます。あとは、リリース当初に1回だけちらっと聴いただけで、今回も聴き直したりしなかった(すみません...)最新作『エンドレス・ワイヤー』を、改めてちゃんと聴き直そうと思います...。正直、客席の温度も最近の曲だと極端に下がって、それはどうかと思ったりしました...。特にアンコール最後に、ピートとロジャー、2人で演った「Tea & Theatre」が印象的だったので。だって、The Whoは懐メロバンドじゃなくて、現役のロック・バンドなんだなぁ、と痛感させられましたから。まだまだ新作作って、それ引っさげて日本まで足を伸ばしてくれたら嬉しいなぁ。

エンドレス・ワイヤー(初回限定盤)

エンドレス・ワイヤー(初回限定盤)

  • アーティスト:ザ・フー
  • 発売日: 2006/11/08
  • メディア: CD

*1:感想→id:akimi:20040724

*2:仕事の関係で、どうやっても19日は行けないので...

*3:純粋に、ロジャーも喉が疲れていたこともあったのかも...

*4:感想→id:akimi:20081115