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日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

ならでは

国立近代美術館フィルムセンターで開催中の『チェコの映画ポスター展』鑑賞。

 

展覧会情報チェコの映画ポスター

 

もともと東欧のデザインとか大好きで目がないのです。さらに映画ポスターにも目がないのです。ロシア・アバンギャルドの映画ポスターとかも大好きだし。

...ということで、夏が戻ってきた猛烈な暑さながら、さながらスキップ踏んで行って参りました。ああ、堪能した! ほんと、大好きだ。たまらん。

 

社会主義政府が治め、表現者たちが抑圧されたり制限されたりしていた時代背景。アーティストもなかなか食って行けず、映画ポスターの仕事は”純粋に自身の作品”とは言い難いものの、アルバイト的ながら自分の感性を発揮できる&町中に貼られる(多くの人たちに見てもらえる)媒体ということで、力を入れて作っていた模様。表現規制がわずかに規制がゆるんだ隙とか、チェコ国内映画自体の盛り上がりとか、社会の変化によって西欧やアメリカ、日本など海外映画が輸入されたりとか、さまざまなチャンスを捕まえて独創的なアイデアを形にしていった作家たち。上記公式サイトにも何点か出ていますが、チェコのドメスティックものはその映画をすごく観てみたい!って思わされるし(『レモネード・ジョー』気になる!)、輸入映画のものは「おお、この映画をこんな風に表現してるの!?」って目からウロコだったり。黒澤の『羅生門』とか、「おおーっ」という感じ。個人的にゴダールの『女は女である』とか、フェリーニの『甘い生活』とか、『シェルブールの雨傘』とか、ほんとデザインが洗練されていて素敵で見とれてしまいました。おかげて図録に留まらずポストカードセット(なかなか良いお値段...)も購入しちゃった。あーあ。でもいいの。これから時々眺めよう...。会期もまだまだあるので、また足を運ぶかもしれません。やっぱりポスターは、あの原寸で眺めたいものですしね。そんなこんなで、まだ暑さは残っているけれど、芸術の秋を一足早く。早く涼しくならないかなぁ.......