日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

ナポリ式でいれてみる。



……と、いうわけで、本日到着しました。

アレッシィのナポリタン・コーヒーメーカー。

ちなみに、本来はこの写真と天地逆の状態が、スタートの形です。





バラすと、こんなパーツで成り立っています.

左が最終的にコーヒーがドリップされるポット部、右奥(木の把手付き)の水入れ、

右手前がコーヒーフィルターの役目を果たす中筒とその蓋。





商品についてきたパンフレットによると、ナポリ式のいれ方とは。

イタリアのナポリ周辺で、19世紀から20世紀初頭あたりまで行われていたいれ方だそうですよ。

このコーヒーメーカーでは「6杯半」いれられるそうです。

ということで、初めてですし、容量いっぱい作ってみることに。

豆は中挽きくらい、と書いてありましたが、

コーヒーメーカーの豆を入れる部分の穴が結構大きめなので、

中挽き〜荒挽きの間くらい?が丁度良いかも?





木の把手付き水入れに、水を空気穴の1インチ下あたりまで入れる。





中筒(コーヒーフィルター)の豆受けに、コーヒーを分量分入れ、蓋をする。

(エスプレッソの用に押し込めない)

その際、細かい粉が穴から落ちるので、汚れても良いところでコーヒーを入れましょう。

(出来上がりにこだわる方は、あらかじめ挽いた豆を茶こしにかけるなどして、

 細かすぎる豆を取り除いておくといいかもしれません)





水入れに中筒をセットし、その上にポット部を装着。





そして、火にかける!!



……水が沸騰したら(空気穴から蒸気が吹き出ます)火からおろし、

引っくり返す。

その際、空気穴から熱湯が少量吹き出すので、火傷に注意!

(きちんと上下押さえて、空中分解しないように気をつけましょう。

 横着して片手で返そうとすると、失敗します←経験済み、トホホ……)

そして約10分ほど、ドリップ&蒸らします。





ウマー。







……そんなこんなで、一度返すところで空中分解したりして(苦笑)2度目の正直。

ついに完成!

味に関しては、私はそんなにコーヒーの味がわかるわけでもないのでアレですが、

上の通り、なかなかいちいち手間をかけるせいか、

やっぱり、ちょっといつもの電化コーヒーメーカーよりは美味しい気がしました。

というか、メーカーを火にかけている間、下ろしてドリップしてる間……と、

ず〜っとコーヒーの良い香りが漂っていて、

それだけで、かなり幸せ気分。

やっと口にして、幸せ倍増!……といった感じです(笑)。



もともとこのいれ方が流行っていたのは結構昔だし、

庶民の人たちが実践していた方法、ということで、

繊細な味を追求……というよりは、

素朴で粗野な、コーヒーの生々しさを味わう、といった感じでしょうか。

でも、私はこのワクワク感がたまらなく好きかもしれません(笑)。

ただ、ペーパードリップのように、始末が簡単ではないのも加わり、

後片付けまでも面倒……(苦笑)。

しかし、私はもうすっかり、このコーヒーメーカーの虜、でございます。

手のかかる子ほど愛しいといいますか、アナログの愛しさといいますか。

とりあえず、ずっとずっと、このコーヒーメーカーとともに生きていこうかな、と(大袈裟)。





これからコーヒータイムが、また一層充実しそうです。うふふ。