日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

暑すぎる連休。

しかし、暑い。







この連休は、読書の日々。

以前話題にした舞城王太郎の『暗闇の中で子供』は、

前作『煙か土か食い物』のサクサク具合と相反して、なかなか進みません。

なぜなら、それは、かーなーりグロいからだー。

おまけに、私はやはり、語り部たる主役の三郎氏と、あまり相性が良くないらしい。

というか、私はやっぱり頭脳明晰サクサク思考の男性が好みみたい(笑)。

前作の主役、四郎氏は、まさにそんなキャラクターだったのでね……。

いやはや。それにしても。

私は小説などを読む時、自然にそのシーンシーンが、頭の中で映像化されるタイプなのですが、

この作品に関しては、その回路のスイッチを切って読むようにかなり努力してます。

(それに関しては、前作もそうだったのですが……なにせ頻度が違い過ぎる)

そんなこんなで、ちょっと余計なところに意識を使ってるもんで、全然、読み進められず。

がぁーーーーーーーー。


暗闇の中で子供 (講談社ノベルス)

暗闇の中で子供 (講談社ノベルス)





でもって、ついに別の作品に浮気。



白石一文吉田修一に初めて手を出してみる。

どちらも、なかなか面白く読めています。

でも、吉田修一の方は、軽すぎるかも……? 

手に取ったのが短編集だからかしらん。

何にせよ、あまりに暑くて、集中力がいつもより7割程度で

どうにもこうにも。

まあ、ゆっくりじっくり、味わっていこうかな。







そんな中、なぜか学生時代に付き合っていた人から電話。

おもっきりワン切り

前も、一度そんなことがあって、

その時は曰く「ちょっと寂しかったんで……」という、なんだかなー(笑)なことだったんですが。

まあ、昔から寂しがりなところがあったのは確かなので、

今回は折り返してあげてみた(偉そう)。

そうしてみたら、ワンコールなり終わらないうち、即応答。

可愛らしい人です(笑)。

とりあえず、なんとも嬉しそうな声に、少し頬が緩みました。

仕方のない人です(笑)。

結局、ものすごーく他愛ない「元気? 最近どう?」みたいな話をして終わったわけですが、

まあ、お元気そうで何よりでした。

個人的には、そんな風に「たまに話をしたくなる」と思ってもらえているのは

とてもとてもありがたいことであります。

ある意味、彼の中の私は、学生時代の若々しく初々しく、

(少なくとも今よりは)可愛らしかった時代で止まっているわけで。

そんな思い出を忘れずに持っていてくれている、という事実は

とても嬉しいことです。





でも、なんだかんだで、私はあの頃より、少しは進歩してるという自負もあったりしてね。

女心は、複雑だと、我ながら思ってみたりするのでした。





さあて、これからWIREでラスト・オービタルです!