日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

ドリーム全開

ちょっと前に話題になった本ですが。
私も、書店で見かけるたびに「買おう、買おう」と思いつつ。
でもって、第2弾も発売になってまとめて購入。
プチグラが出した“あたらしい教科書シリーズ”。


本 (あたらしい教科書 2)

本 (あたらしい教科書 2)

  • 作者:永江 朗
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: 単行本


押さえておきたいキーワードを、見開き単位で解説。
注釈や関連事項を、その見開きの上下に配し。
この“見開き”で完結する感じが、とてもよく出来てて気持ち良い。
第1弾の『雑貨』はカタログ/ガイド的な感じでしたが、
第2弾の『本』は、出版業、編集の仕事の流れをそれなりにちゃんと学べて、
一層、教科書っぽく。
私も一応、以前、出版業に携わっていたわけですけど、
改めて「なるほど」と思うところもあったりして(ええーっ!/苦笑)。
若い子たち向けではありますけど、
基礎知識を蓄えるネタ本としても、機能する感じ。
装丁もデザインも可愛いし、“夢が膨らむ!”って雰囲気。
ただ、あまりに素敵にすっきりまとめられてしまっているので、
この『本』を読んで、出版/編集業を夢見て志した人が、
いざ現場に入ってみたら、そのドタバタさ加減にげんなり、とかもありそう(苦笑。
いやもう、現場なんて、ねぇ……(多くは語らない)。


私もこういう本を手にして、
いろんなものに胸ときめかせてみたいものです…
嗚呼、汚れちまった哀しみ哉。