日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

銀幕で振り返る


先日も触れた“空中キャンプ(id:zoot32)”さまの
「2007年の映画をふりかえる」企画に今年も参加させて頂きます。


1. id:akimi / 女
2. 『リトル・ミス・サンシャイン
  『あるスキャンダルの覚え書き
  『リトル・チルドレン』
3.『リトル・ミス・サンシャイン』で長男ドウェインが“沈黙の誓い”を破って叫んだ「FーーーーUCK!」と、その後、妹オリーブが彼に寄り添う一連のシーン。
4. 上記、ドウェイン役を演じていたポール・ダノ君。不思議な存在感と雰囲気が素敵。個人的に、不安定で繊細なティーン役が上手い若手役者に弱いんです...
5. 純粋に「素敵!」と思える映画は例年通りたくさんあって、その中から3本選ぶのがとてもとても難しかったので、私なりに勝手にテーマを設けて選んでみました。ズバリ、“オンナの生き様、三世代”といったところでしょうか...。オンナという生き物のサンプリングといいますか。“そこそこの幸せ”を手にしてさえも、貪欲に“違う自分”を追い求める『リトル・チルドレン』のケイト・ウィンスレット演じる主婦。孤独感が捩じれて“他への支配欲”に雁字搦めになる『あるスキャンダル〜』のジュディ・デンチ扮するオールド・ミス。どちらも私にとっては“近い”もので、“この先、有り得る自分”を垣間見たようで、空恐ろしい気分に...。『リトル・ミス・サンシャイン』のオリーブのような己は、遠い日の花火のよう。でも、だからこそ『リトル・ミス〜』に描かれているような“希望のあり方”に、縋りたくなるのです。兎にも角にも、今年もたくさんの刺激溢れる作品に出会えて幸せでした。



そんなこんなで、来年も良い映画に出会えると良いなあ。
とりあえず、すでに観たい映画をラインナップできるので楽しみで仕方ありません。