日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

構造と権力


やっと、DCPRGの新しいアルバム&
そのDCPRG主幹、菊地成孔氏の著書『スペインの宇宙食』を入手できたので、
アルバムを聴きつつ、本を読みつつ。
でも、ちょっと、CDは1回転でギブアップ。
なんか、菊地さんの活字だけでいっぱいいっぱいになってしまって。
途中で、やっと相方から返してもらったアンダーワールド
『Everything,Everyting』に変える。
(それもまあ、なんだかなぁ?な組み合わせではあるけども。
 ライウ゛アルバムなので、ダウナーアッパーみたいな、妙な楽しさが)
菊地さんの本は、雑誌掲載時やそのHPで一度読んだことがあったものもあったけど、
何度読んでも、そのたびに、頭をぐるぐるさせてくれる。
とても意地悪でスマートで、かっこ良くて、でも情けないところもあったり、エロティックだったり……
なんていうか……
大好き。
アルバムも、今度またじっくり聴こう。
思えば、1stの時も、1回目でピンときたかと言われればそうでもなく。
何度か聴いてるうちに、なんだかどうにも、中毒的にハマってしまったのだった。
でもやっぱり、大友さんのギターがない、というのは、ちょっと印象的に大きかった。
もちろん、今作は今作で、素敵だとも思ったけど、
しかし正直、ぼんやりとした“物足りなさ”も感じて。
……それを補って余りある新しい音も、きっとこれから見つけていけると思うけど。
ああー、最近、ライウ゛に行けてないなぁ。
こないだのCD発売記念のリキッドも行けなかったしなぁ。
(ただ正直、DCPRGのライウ゛って、お客さんの雰囲気が苦手だったりもして(苦笑)。)
……なんだか、お腹が空いてきた。
菊地さんの手から零れる美しい音楽。言葉。
それを味わいながらも、その上で、真っ当にお腹が空くなんて、
とても、幸せなことだ、と、思った。