日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

典雅なる世界の中心

そんなこんなで、久しぶりに読書欲が高まっている今日この頃、

書店でマイケル・ギルモアの『心臓を貫かれて』を購入。

以前から興味はあったのだけど、その厚さからちょっと躊躇っていたのですが

せっかくの機会ですから!

読み始めましたが、なかなかいい感じです。

こういう“因縁血縁モノ”は、『百年の孤独』を思い出させて盛り上がります。

まあ、『百年〜』はフィクション、この作品はノンフィクション、という違いはありますが。

しばらくはこの1冊で満たされそうです。





……が!





私が大きめ書店に行って、コミック売場を覗かないわけはなかったのでした……

今回の収穫は、船戸明里の『Under The Rose』。

某ちゃんねるで評判を目にし、「今度はこれを読もう!」と心に決めていたのです。



もうね、まさに大収穫〜!



もとなおこ『レディー・ヴィクトリアン』から始まり、

森薫『エマ』へと繋がった、私の“英国ヴィクトリア時代モノ”熱。

この作品も、かなりの大満足でございます。

『レディー〜』は典型的少女漫画的ラブコメ、

『エマ』はシリアスで淡々としたラブ・ストーリー、

そしてこの『Under The Rose』は、サスペンス風人間ドラマ?と、

いやはや、この3作とも全部テイストまるっきり違いますけど(笑)。

やはり、あの時代のものっすごい栄えてる感じとか、

それを支える確立した身分制度、“貴族社会の華美さと影のドロドロ”とか、

その舞台背景自体にとても惹かれてはいるのですが。

それぞれ、作者がそれを上手く自分の得意なフィールドで

愛情もって描いてる感じが良いですねぇ。



この作者さんは、この作品で初めて知りました。

ちょい耽美な絵柄が良いです。雰囲気にあっていて。

あああ、続きが気になる……気になり過ぎる……。

なんと、掲載が『Webマガジン』なんですけど、

もう気になり過ぎて早速サイトまで行っちゃったんですが!

Macは対応してないってさ!!!(涙)

悶死必至…………。ううう。

Under the Rose (3) 春の賛歌    バースコミックスデラックス