してよ。

Today's Disc『君繋ファイブエム』ASIAN KUNG-FU GENERATION

今更ながら、やっと聴きましたよ、アジカン。
“君という花”が大好評ということで、色んなところでチラチラ耳にして
すっかり聴いた気になっていたり。
遡れば。
デビュー盤（？）の『崩壊アンプリファー』という、そのタイトルだけで
「なんか聴かなくていいかも……」という、
か〜な〜り間違った先入観を抱いてしまってたりして。
でもって。
私の周りでは
「大絶賛！」という人と「そんなに……」という人とまっぷたつで。
とりあえず私も、どっちかしら？と思って聴いてみたわけですが。

んー。
すごく良いアルバムだとは思うのですが。
どうにも“既聴感”を抱く曲が多くてですね……
もちろん、好きなバンドとかから影響を受けたりするのは当然かと思うんですが、
なんか、それがあまりに隠されてない感じが。
というか、なんか……正直、
“アジカン印”までは昇華しきれてない気がするんですよね……
個人的に、その“彼らが影響受けているであろう”他のバンドが
私にとって好きなバンドばかりなもので（だからこそ、妙に気になるんだろうけど）
ちょっと
「あら、この1枚で全部が味わえるわ。お得♪」
……みたいな気にもなったりならなかったり（どっちだ）。
いや、だから結局は、好きな1枚のような気はします（笑）。
ちょっと、ライヴを観てみたいです。
なんだかんだいいながら、ライヴで観たら、すっごい盛り上がっちゃって
「問答無用。大好きだー！」とか言いそう。私（苦笑）。
あ、詞の言葉の選び方とかは結構、素敵だわ、とか思ったりしました。
あとは。
たぶん、純粋に味わえなかった理由のひとつとして、
音の作り方が、なんかちょっとしっくりこなかったっていうのもあるかも。
キレイすぎっていうか。
「ああ、理想的な歪みギターだね〜」っていう。
新人バンドなら、いくらCDとはいえ、もうちょっと勢いというか、
そのバンドならではの、思い入れいっぱいな独りよがりな音作りしてても良いような。
クレジット見たら、すでに楽器テクがしっかりついてるわけですね。
なんだかなぁ……
っていうか、私が新人バンドに、変な幻想抱きすぎなのかしらん？？？？