渋い転換
映画『21グラム』を観ました。
とても、重くて、重くて、がっつりと見応えのある作品でした。
イニャリトゥ監督の前作である『アモーレス・ぺロス』と、
手法的には基本的には同じで、
さらにそれを進化させ細分化させた……という感じ。
多少、その手法が鼻につくというか、
「もう少し控えれば、もっとわかりやすくなったのでは?」とも思ったのだけど、
重くて深いテーマだけに、ストレートになりすぎて
まっとうな大作な感じに落ち着いてしまわないように、という考えが
監督にあったのかも???
ただ、正直、テーマも雰囲気も、前作のが好きかなぁ……
今回はより作り込まれた作品だったけれど、
そんな“作り込まれた感”が、前作のあの勢いとかパッションとか、
そういうものを懐かしませたのかもしれません。
でも、とてもとても心に残る作品でした。ふぅ。
思えば、父の日がもうすぐでした。
うーん、今年は何にしよう…………
いい加減、ネタ切れです(笑)。
難しいなぁ〜。