日々の泡立ち

泡立っては消えていく言葉の置き場。

 ざりざり。

お休み最終日。
ああ、哀しい……。
とてもとても充実して、有意義だったお休みだったのに。
だからこそ?
いつも異常に、仕事に出るのがとても辛い。
……コドモかよ。
っていうか、今時の子どもたちの方が聞き分けがいいかもしれない。
明日、ちゃんと起きられるかしらん。
昨日、「明日もスポーツクラブに行こうかな」なんて書いたけど、
やっぱりそんなんしませんでした(笑)。
1日ひたすらインに。
お昼からはテレ東でやってた『アメリ』を観て。
『アメリ』は劇場公開時に観ているけど、久しぶりに観たらやっぱり好きだった。
吹き替え&CMガンガン入りでしたが、
吹き替えは個人的にはあまり違和感なく、
(ナレーションが野沢那智さんだったのが渋・素敵!でした)
おまけにCMも、まだ寝ぼけてた頭に丁度良く。
でもって、そこで映画モードのスイッチが入ったので、
借りてきてあったDVDを一気観。
ベッカムに恋して』と『アモーレス・ぺロス』。

ベッカムに恋して [DVD]

ベッカムに恋して [DVD]

アモーレス・ペロス ― スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

アモーレス・ペロス ― スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

ベッカム〜』は、色んな映画情報などで仕入れた情報から興味を持って
劇場で観ようと思ってたのだけど、気付いたら終わってて。
この作品は、まさに“邦題で損した作品”ですね。
内容は、イギリスに住むサッカー大好きなインド系の女の子が、
自分自身の能力と夢を意識し、
自身をとりまく“伝統と格式”に捕われたインド人コミュニティとの軋轢や
友達との友情、恋を経験して成長して行く、青春ストーリー。
目新しいことはあんまりないけど(苦笑。でも、イギリスにおけるインディア・カルチャーみたいな視点は面白いかも)
とても爽やかで楽しくて、可愛い映画でした。
これ、ツタヤで選んでる時に、近くにいた女の子二人連れが、

『この映画、ベッカム出てるの?』
『じゃない〜?』
『えー、じゃあ絶対みなーい』

とかいう会話をしてるのを耳にして。
心の中で「ああ〜、ほんとにもったいない〜」と思っていたのだが。
配給会社的に「良かれ」と思ったことが、モロ裏目に出てしまった例ですねぇ。
2本目の『アモーレス・ぺロス』は、もうずっとずっと観たかった1本で。
これもまた劇場で絶対観る!と思っていたのに、叶わずで。
今さらやっと時間がとれたよ……。
思っていた通り、とても素晴らしかった。
3本のオムニバス。それぞれが絶妙にクロスする作り。
まあ、珍しくもない手法ではありますけど、
でも、とても上手く出来ていたし、
とにかく、いっぱいいっぱい切なさが詰まっていて。
色んな不条理と、人を想う気持ちと。
そして、想っているからこそ、その重さが仇となって空回りしてしまう……
カラカラ音がするような空回りじゃなくて。
釣り合いが上手く取れていないからこその、空回り。
正直、いびつ。
でも、だからこそ心に残る、その様。
……ちょっと、また、落ちた(苦笑)。
ベッカム〜』と順番、逆に見れば良かったよ……(苦笑)。
ざりざりとした、ちょっと痛いようなくすぐったいような、そんな感触でした。
ああー、やっぱりガエル・ベルナル君は素敵でした♪
そんなこんなで、落ちつつも、明日から頑張って仕事するぞー。
スイッチ切り替えの準備は、できたような気はしてます。